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2013年を振り返って/梅野川C&R区間、河川変遷と遊漁状況のまとめ(二)

2013年/梅野川C&R区間/遊漁調査/釣果一覧
● 番号は釣った月。毎年、梅雨時期を境に魚質が高くなっていく印象があるが、それは今年も変わらなかった




はじめに

先に紹介したように、昨年の九州北部豪雨とそれに伴う工事の与えた影響は、

同区間の渓相を一変させ、濁りをはじめとして魚に与える影響を心配させた。

特に餌不足や良型の付き場の減少という面で不安があったが、実際に成魚放流魚を対象とした

遊漁調査をおこなった結果、八月末の最終日まで、痩せ細った魚を釣ることはなかった。

他の利用者からは、まれに傷つき痩せた魚を釣ったという報告を耳にすることもあったが、

回復していく健康的な魚が釣れていたことは、こちらのブログで紹介してきたとおりである。

 ただ、例年に比べ「爆釣」というような状態は殆どなく、魚影の薄さを感じさせた。

これは、単に放流数が少なかったのか、魚の移動によるものか、

違反者による密漁のためか、理由は幾つか考えられる。

特にシーズン後半、気軽に訪れた利用者の中には、厳しい釣りになった方もいたのではないだろうか。

 尚、成魚の放流については、一回目/新春のやまめ放流会(一月後半)、二回目/三月末、

三回目/八月末の計三回おこなわれ、遊漁調査は三月から八月の最終放流をおこなう前に終了した。 




2013年/梅野川C&R区間/8月後半/35cm/2b
● すっかり「逞しい」や「精悍」という言葉が似合うようになった8月末のヤマメ。残念なのはこのような魚が年を越せないこと



添付は最終放流の直前に釣った、うっすらと婚姻色の浮かんだ35cm。 

狡猾さ、精悍な面構え、竿を引き絞る筋力、

野生魚と比べても何ら遜色のない「仕上がった」、といった感のある大ヤマメだった。

この魚が一回目に放されたのであれば約220日、二回目であれば約150日を自力で過ごしたことになり、

濁り・餌不足・付き場の減少等を心配されながら、梅雨末期の大雨、猛暑の夏、八月末から九月初めに

かけての大雨を乗り越えて現在に至ったことになる。 それを考えると、調査をおこなった者として、

同区間を利用する一、遊漁者として、感慨もひとしおである。

また、多くの人に釣られながらも、丁寧な再放流を受けた結果の魚質の獲得であったことを

特筆しておかなければならない。




2013年/梅野川C&R区間/9月/36cm
● 9月初旬に釣った36cm。最後に放流されたグループの個体で間違いないと思うが、既に釣られている跡があった



同区間、最終釣行の際に釣った魚。 川への馴染みが浅いため

最終放流の魚は調査の対象外としたが、大きな魚体は遊漁者に楽しさとインパクトを与えている。 

丁寧なリリースを受ければ、再生産のチャンスもあるだろう。




a.jpg
● 実は昨年の今頃、流木止めのポイントは稚魚放流育ちであろう魚のライズ天国だった。時にはこのような魚も狙える釣り場であってほしい



総評

成魚放流魚に関していえば、想定していたよりもコンディションは良かった。

豪雨後の河川状況から、もっと厳しい状態になるのではないかと考えていたが、

梅雨時期を境にして魚質が高まるのは例年どおりで、

結果、予想に反して魚体の回復が順調だったことに驚いている。

ただ、やはり豪雨の後遺症がどのような形で現れるのか気掛かりであることから、

餌不足や付き場の減少等、今後の河川環境や魚体の変遷に注目していきたい。

また、昨年の豪雨被害を機に、災害を想定した釣り場造りというものを

考える時期に来ているのかもしれない、とも思う。

 尚、以下は余談であるが、今年は、同区間で稚魚放流育ちと思われる魚を殆ど見かけることがなかった。

そのような魚も、是非、増やしてほしいと思うのは私だけではないはずである。 




2013年/梅野川C&R区間/8月後半/風景


2013年/奥津江(上野田集落) 9月後半/彼岸花




以上、文月からの報告でしたが、皆様の釣りは如何でしたでしょうか?

遊漁の際の思い出話や釣果報告等、お待ちしております。

2013年を振り返って/梅野川C&R区間、河川変遷と遊漁状況のまとめ(一)



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[ 2013年09月21日 12:00 ] カテゴリ: 梅野川C&R区間 | TB(-) | CM(-)